セクシー

思い返せば、長い付き合いです。



小・中・高と同級生でした。



グルメバンド結成以前の僕らとただただ楽しく遊び続ける仲間の一人でした。




見たこともないぐらい色鮮やかなエメラルドグリーンの自転車に乗っていたアイツ。




普通にイスに座っている状態なのに転んだり、気づいたら座ったまま寝ていたり、油性ペンで思い切り顔に落書きしても一切起きなかったり、寝汗の量が物凄くてほとんど油性ペンを弾いて書けなかったりしたアイツ。





そんな彼が、お世話になった医療関係者に少しでも恩返しがしたい、と突然僕らの前から姿を消して2年ほど経ちました。

















偶然の再会!
となれば、必然的にご飯を食べに行きました。



はじめまして、ネパです!







ネパは、相変わらずの、ド天然ぶりでご飯を食べ始めて一口目で顎にご飯を付けていました。







昔の思い出話をしても、会わなかった2年間の話をしても、店員さんが料理を運んできても、おしぼりで顔を拭いても、顎についたご飯は取れませんでした。

帰り際に、
「そういえば、ずっと顎にご飯ついてるよ」というと、


もっと早く言え!!
ネパが、レモンの汁を勢いよく搾ってきました。




うわー、目が!!目が!!レモンの汁がセクシーの目に!!うわーん、セクシーとっても目が痛い!!