目を開けると永遠かとも思えた暗闇が暑いぐらいの大きな光に変わり、本能が最高の青春を送れと命令をしてくる、素敵な女性はいないかと飛びこんだ先は小さな小部屋で、自分の居場所はココじゃない!と叫びながら広い世界に飛び出そうとしたものの、不幸にも透明な窓は見えない壁となって進行を阻めてしまい、小さな体の中の大きな命は目的を果たすこと無くその火を消していった。


そんなセミの死体を今朝、掃除した。素手で。